老鶯日記

むかしの鹿児島の面影を求めて、庭の花とともにつづります

追い求めない時間

ずっとここで街の姿を見つめて 出会う人、去っていく人、働いている人、独り座っている人、最近は自分の人生ばかり考えない心の余裕ができた気がします。痩せた野良猫も、花にとまるミツバチも、一生懸命生きているのです。

星まつり

立春大吉 今日は豆まき用に大豆を煎りました。明日は立春。 また、新しい一年のはじまりです。

内心の燈火

ヤブランの実 庭のヤブラン。普段は目立たないのに、真っ黒な実をたくさんつけて、こんなに茂っていたんだなと思うほど、今はかわいらしい草姿です。 先日、「黄鐘調?全然したことないんですけど。」。とりあえず、してみましょうという流れで、普段はあま…

枯野

遠く雪化粧の桜島 午前中、雪が時々降りましたが、すぐに無くなってしまい、短い雪景色でした。夕方、雲間から見える桜島は、まだ雪で真っ白のままでした。 枯れススキ 年を重ねるごとに、他人や生き物を含めて、痛みや苦しさがわかるようになってきた気がし…

旅の準備

紅梅 これやこの ゆくもかえるも わかれては しるもしらぬも 逢坂の関 (百人一首10番 蝉丸) きえねただ おいそのもりの あきかぜも こころにかよふ 袖の上の露 (太田道灌) 滋賀県の逢坂の関は、旅行本を見ると、今は何もないような場所みたいですが、…

初観音

燈明 お堂には、合格祈願の絵馬がたくさん掛かっています。今は、ちょうど受験シーズンの真っただ中のようです。ロウソクの明かりが暗がりを、あたたかな光で照らしていました。

蔵王権現

杉木立 昨年のお礼参りに出かけようと思ったのですが、出足が遅くなってしまい、すっかり日が落ちてしまいました。日頃安全な街中で暮らしているため、慢心、過信を反省するばかりでした。無事に下山したものの、お社までは、たどり着けなかったので、昨年の…

好文木

紅梅一枝 今日、盆栽の梅が一鉢咲きました。 お正月が終わると、近くの商店では店の隅に歳末売れ残った梅の苗木たちが、寄せてあります。かわいそうに思い、毎年少しでも買っては、盆栽にして育てています。処分品でも、毎年、きちんと白や赤の花を咲かせて…

招福

おみくじ いつも行く鴨池の製茶屋さんで、今年最初の煎茶を買いに行きました。ポイントカードも、そこそこ貯まると、煎茶をもらえますので、通うようになりました。いつものように、安い煎茶を買い求めると、お正月の粗品をもらいました。家に帰り、開けてみ…

知足

金生まんじゅう ところどころ、しめ飾りを見かけると、まだ年明けだなと感じます。午後に出かけて、金生まんじゅうを買って、帰宅しました。いつもと同じお正月を過ごせて、ありがたいことです。目標を定めず、欲を持たず、心静かに、ゆっくりと生きていきた…

紅白の糸

陽光を浴びて開く水仙 今日は、茶道の初稽古がありました。茶筅の紐は通常、黒なのですが、今日は紅白の糸でした。紅白の糸の茶筅は、初めて見ましたが、かわいらしいでした。特別なことをしなくても、普段と少し違うだけで、新年の気分が楽しめました。

三が日

中国の明時代の長編小説「封神演義」にはまり、本を読んで、お茶を飲んで、を繰り返した年末年始でした。量が多くて、ときどき飛ばして、つながりが分からなくなりましたが。。日本では、仙人の思想はあまり聞かないので、異国情緒あるお話でした。 破魔矢

令和6年1月1日午前7時30分

元日の桜島 高隅山の端から、初日の出が昇りました。「日の出とは、こんなに美しいものか。」と、見ている方々が思わず、つぶやくほどでした。 そのまま、初詣に出かけたときに、守衛の方が「どうぞお参りください。」と、案内いただきましたが、朝早い元日…

今年の反省

薩摩琵琶同好会の会報 今年は、会報を復刊する予定でしたが、小生、力量不足でした。ほとんど他の方に作成していただき、心からお詫び申し上げます。長い間、薩摩琵琶に関わられている御先達の方々の今後のご活躍を陰ながら応援する次第でございます。会報に…

来年の抱負

夕日にスダレの影が映る 普段は気にもしない夕日の残り回数を数えてしまいました。 ふと、観音経一巻の写経用紙が手に入りましたので、来年は謹書しようと思います。年が明ければ寿命も一つ消えていくのですが、その代わりに一つまた、年を明ける楽しみがで…

善哉(ぜんざい)

若松 松を生けるのは、お正月だけですので、時々ポキっと折り、悲しい思いをするものの、松独特の気性に触れることができます。飾る目的とは違い、草木はモノを言いませんが扱いを変えることを通して、処世術として受け止めると、はっと気づくことがあります…

我逢人(がほうじん)

床に万年青を生けて 今年の星回りは、すごく悪いようでしたが、一年振り返ると何も悪いことは、ありませんでした。いろいろな人や物に出会い、感性を磨けたとてもよい一年でした。昨今は、AIがもてはやされているようですが、道具としてのお話だと思います…

閑古鳥から学ぶこと

仕事も落ち着いて、今日は薩摩琵琶の練習に行こうと早めに帰宅をして、向かいましたが、誰もいませんでした。公民館の受付の方も、「先週も誰も来ないようでしたよ・・」と、あれ?という感じ。今年最後でしたが、残念な人で、そのまま帰宅でした。 新しく始…

歳月人を待たず

急に寒くなりましたが、ちょうど稲わらを綯うのによいタイミングでした。昼間に青わらを水に浸しておき、夜にしめ縄を作りました。 一年いろいろとありましたが、来年はどのような年になりますでしょうか。 実をとる前に刈取る青藁

落ち葉の重なる頃

今日は12月にしては暖かく、穏やかな日和でした。毎年、12月の初めころに、甲突川沿いの頌徳碑前で、ささやかな弾奏と茶話会をします。「木枯」「赤壁」「金剛石」を弾いて、今年も無事に終わりました。 よく晴れた甲突川沿いの景色 家に帰り、牡丹の苗…

盤渉調

篳篥の扇箱 練習日に、ちょっと自主練習のような雰囲気になり、笛の友人と盤渉調の曲をしましょう。という流れになって、楽しい時間になりました。ああだっけ?、こうだったけ?と思い出しながら、合奏するのは、わくわくします。ちょうど大雪の節気で、冬を…

干柿の完成

今年の干柿 渋柿の皮をむいて、沸騰した鍋のお湯に20秒ほどつけた後、紐で結び、軒先に吊るしておき、2週間くらいしたら、よく揉んで焼酎を霧吹きしました。鹿児島市内は、今年は雨が少なく、とてもよくできました。少し干しすぎたくらいが好みなので、色…

師走の法事

寒蘭の花 今日は、午前中に我が家の三十三回忌の法事を行いました。三十三回忌まで執行できるとは、なんともおめでたいことです。日々無事に過ごせたことに、ありがたく思います。お坊様は、山口から転勤で鹿児島に来られた方のようで、まだお若く、微笑まし…

第71回鹿児島市民文化祭参加 薩摩琵琶弾奏大会

会場玄関 遠く城山のハゼの木々が赤く色づく晩秋の候、鹿児島市中央公民館で薩摩琵琶弾奏大会を実施しました。今回は、14名の弾奏者の方々が弾奏いたしました。早いもので、年三回ある弾奏大会も、今年度はこれで最後となりました。次回は、来年の初夏の頃…

ラジオ深夜便

次の日曜日の弾奏大会の準備をしていたら、午前0時前になっていました。 ラジオをつけると、NHKの日の出の時刻のbgm。この曲を聞くと、大学生の頃を思い出します。研究室で夜更けまでこもって、明け方、聞こえるラジオの音。朝、教授に「徹夜しました…

寒蘭展示会

丸池湧水 寒蘭を見に湧水町まで行きました。展示会の花は、どれも立派な花ばかりですばらしいでした。帰りに物産館で一鉢買い求め、家に帰りました。 寒蘭の花

便りも絶えて

沖縄を離れても、毎年のように手紙のやりとりをしていた方がいました。 七年過ぎ、次第に、便箋もチラシの裏紙や封筒の表に書いたり。「思い出に。」と、急に獅子の飾りが送られてきたので、気にはしていましたが、便りも絶えました。 戦中・戦後の沖縄を生…

いつもの練習

つわぶきの花 練習風景を見ていて、新しく入った方が、「謡出しの音程がわからなくなる。」と言っていました。自分も最初の頃、同じようなことを言っていた気がします。昔を思い出して、何だか懐かしい気持ちになりました。

来年の干支

タツノオトシゴ お店に来年のカレンダーが並んでいました。今年も、もうすぐ終わりなのですね。来年は、辰年のようです。先日、初めてタツノオトシゴを見ました。おっとりとして、穏やかな姿に、しばし、見入ってしまいました。

第71回鹿児島市民文化祭参加 薩摩琵琶弾奏大会

めくるカレンダーのつかみ心地がなくなり、今年も残り二ヶ月であることに、何かさびしさを感じる今日この頃です。 薩摩琵琶弾奏大会が実施されます。 日時:令和5年11月26日(日) 場所:鹿児島市中央公民館 午後12時30分開場 午後13時00分開演…