雪の積もる山頂 新しい年が明けて、鏡開きも過ぎました。世間も少しずつ普段どおりの生活が戻ってきているようです。身を守る袈裟と数珠をつけ、奉納用のお酒を持って、御山にお参りに行きました。途中から雨が雪に変わり、気がつくと、辺りは真っ白になって…
月と星 すっかり日が落ちてからの遅いお詣りになりました。普段は人がいない観音堂も、三が日は見たことないような混雑になっていたので、避けて行くしかありませんでした。 お供えの餅を1つ持って、昨年のお礼と新年の挨拶を心の中でとなえて、家路につきま…
干し梅と結び昆布を入れた大福茶 三が日も今日で終わり、駅の周辺には、荷物を提げて足早に歩く人たちを多く見かけました。月日が過ぎるのは、早いものです。
摺墨 元日から風なく雲一つない晴天が続く穏やかな1月2日です。今年の恵方を向いて、書初めをしました。奈良に行ったときに購入した墨を、使わずにいたで、年の初めに使うことにしました。摺ると竜脳の香りでしょうか、良い香りがしました。筆字が上達しま…
屠蘇器 今日は、燃えるごみの最終回収日。家事を嗜む者には、気合が入るのではないでしょうか。家中の燃えるごみをかき集めて、朝の回収に出せて、ひと安心でした。はたきでほこりを払って、カーテンを洗濯して、床、畳、窓をぞうきんで水拭きして、完了でし…
混ぜた香料と綿で包んだもの 去年は、枳実(カラタチの皮を干した漢方薬)を入れて柑橘の香りを表現したかったのですが、よくありませんでした。ほかの香料と協調しないし、柑橘さが生かせない相剋関係のようでした。感覚的な調合が良くないのは、日本の香り…
しめ縄 昨日、仕事帰りにお店へ寄り、しめ縄を買いました。いつもならお客さんがいる時間帯も、仕事納めだからでしょうか、閑散としていました。連休に入れば、人の動きが多くなるので、早めに準備して出歩かないのが良い時期です。今朝、玄関に飾りました。
落ち葉が一枚 庭の干し柿がしきりに揺れていたので、そっと見てみると、メジロが一生懸命啄ばんでいました。干し柿にぶら下がる姿は、かわいらしいものです。今年の干し柿は、小鳥たちにあげることにしました。
紅葉と鳥居 町中は、ようやく紅葉が目立つようになりました。さつま芋を買って帰る途中に、小さな神社がありました。境内の脇道には、石仏が並んでおり、落ち葉が掃き清められて花が供えてありました。石仏様達も、さぞ、お喜びでしょう。 野辺の菊
西山の光芒 煎茶が無くなりましたので、買い求めて出かけました。街中は年の瀬も近く、人の行き来せわしい季節になりました。しばらく買っていなかった、いつもの煎茶。家に帰り、淹れてみますと、いつもと違う風味でした。個性が消えて、滋味のない飲みやす…
香炭団の景色 今朝は、ヒヨドリが甲高い声で冬の訪れを告げているようでした。いつの間にか1年が終わろうとしています。今年も無事に過ごせて、ありがたいことです。 午後から、薄茶の運びの稽古でした。不思議と茶筅がコロコロと転げて、何度も畳に落とし…
頌徳碑 午前11時から頌徳碑前で弾奏を行いました。今年は天気が良く、風もない日でした。 誰よりも早く、頌徳碑前にいたのは猫でした。始まる前にいて、終わると同時にいなくなりました。猫の姿を借りて、見に来ていたのかもと思いました。今年はこれで終…
流水に紅葉 いつもは一枚貼りの障子紙を買いますが、今回は気に入った柄にひかれて美濃版を買ってしまいました。貼るときに、あれ?桟の幅に紙が合わないことに気づいて、仕方ないので糊で貼り継ぎながら使いました。買うなら、半紙版の障子紙なんだと勉強に…
たわし 今年も、いよいよ残り一か月になりました。障子紙をはがして、障子の桟、組子、框についた古い糊やら紙をせっせと、たわしでこさぎ落として、しばらく乾燥です。乾いたら、今度は紙貼り作業が待っています。
どこから来たのかにゃ? 先日、弾奏曲を何にしようかと考えながら、よく行くお寺にお参りしました。昔は、夜に女の人が入って行く話や踏切の遮断機が一本だけ揺れている話など、当時、近くに住んでいた母から、よく聞いたものです。今は、町も明るくなり面影…
弾奏大会の開始風景 今日は、からりとした晩秋の穏やかな一日でした。弾奏を見に来てくださった方々や弾奏者の方々のお蔭で無事に今年も実施できて、よかったでした。 今回は、初めに昭和50年当時の薩摩琵琶動画の放映がありました。当時から、琵琶人口が…
ヒヤシンスの球根 物置の本が増えすぎたので、処分しようとホコリにくしゃみをしながら、片付けていると、ずっと昔に買った漢詩の作り方の本が出てきました。思えば、今の世は、詩のかけらも感じない心の砂漠のように感じます。飽くことのない享楽ばかりの時…
大文字草 野趣があり、花もきれいな大文字草ですが、なかなかうまく育ちません。毎年、挑戦をしてみますが、今年も花が終われば枯れるのでしょう。
寒蘭の花 第72回鹿児島市民文化祭参加 薩摩琵琶弾奏大会があります。 日時:令和6年11月24日(日) 開場 午後12:30 開演 13:00 場所:鹿児島市中央公民館 入場は、無料です。
ホトトギス 毎年、夏の日差しで葉焼けをして、あまり咲かないホトトギス。今年は、たくさん花をつけ、咲いていました。そろそろ、夜に窓を開けると寒く感じる時期になりました。
お堂の香煙 勢いよく階段を駆け上がる若い家族や、ゆっくりとお参りして静かに帰るお婆さん、人それぞれの祈りがあるのでしょうか。
中国春蘭 お店は、だいぶ少なくなっていました。昔は、たくさん草木屋さんが並んでいましたが、その面影もありません。小学生の頃、初めて500円の春蘭を買ってもらって以来、毎年通う木市も年々寂しくなります。寒蘭屋さんとは、だいぶ前から顔見知りで、「…
アケビの実 通りがけの古い家の軒先には、柿の実が色づいて、目につくようになりました。カラスがついばむ姿は、秋の景色です。
一條神社 西郷さんに所縁があることを知り、西方駅から温泉まで野を越え、山道を歩いて行ったのは、学生の頃でした。それ以降は車で行くようになりましたが、時代の流れでしょう、荒廃ぶりには寂しさを感じました。 富士山のガラス絵 帰りがけ、共同湯近くを…
藤袴 朝が、だいぶ冷え込むようになりました。庭の芙蓉は、待っていたかのように、急いで花を咲かしては、夕方には、ぽとりと花を落とします。
葛の花 旧暦の10月が出雲地方では神在月で、全国の神様が稲佐の浜から出雲にお集まりになるそうです。そんなお話をしながら、暦を見ると、今年の11月は、旧暦10月とぴったり合っているようです。旧暦だと、今はまだ9月。近くの草むらから、葡萄のような…
彼岸花 9月も最後の週末となりました。山道を車で走ると、道脇のあちらこちらに、いが栗が落ちていました。時々、ころんと栗の実も転がっていました。帰り道、栗を1ネット買って帰りました。紅葉は、もう少し先のようでした。 仁王像
萩の花 秋が来れば自ずと咲いて散っていく萩の花は、芳香はないものの、風に揺れては清々しい香りを感じるのが不思議です。今日、茶の湯に出てきた主菓子も萩でした。初めて天目茶碗の扱いを習いました。ここまで続けてきてよかったなと思う一日でした。 和…
天文館方向に昇る月 今年の十五夜は、きれいな月がはっきりと見えていました。穏やかに照る月のなかで、観月祭をしていました。 観月祭の風景
会場の準備風景 今回の弾奏大会は、同好会発足100周年ということで、第一回弾奏曲を基にした弾奏曲進行を行いました。現在、活動している会派は、龍洋会と正風会の二つのみ。 近年、日本の伝統文化は、担い手不足で無くなってきていることを報道などで目にい…