老鶯日記

むかしの鹿児島の面影を求めて、庭の花とともにつづります

夜、独り福祉館で思うこと

草も桜花を散らす桜草

薩摩琵琶も、ほかの楽器のように、種類があります。見た目では、絃の数や柱の数が異なっていたり。最初の出会いは、そんなきっかけから、やりとりをするようになりました。誤解から、しばらく練習を離れていたようですが、『続けます。だって琵琶が弾きたくて始めたのです。』とお聞きして、その後、風の便りでお隠れを知りました。

今日も、帰るときに、福祉館の方が『お一人でさびしかったですね。』と気にされてくださいましたが、思い出のお蔭か、不思議と全然さびしさはないのです。

人間は、いつか生まれかわるそうですが、また、何十年後でしょうか、練習をされる日がくるのではないでしょうか。今は、その日まで、つなげればよいと思うようになりました。