老鶯日記

むかしの鹿児島の面影を求めて、庭の花とともにつづります

2024-01-01から1年間の記事一覧

追い求めない時間

ずっとここで街の姿を見つめて 出会う人、去っていく人、働いている人、独り座っている人、最近は自分の人生ばかり考えない心の余裕ができた気がします。痩せた野良猫も、花にとまるミツバチも、一生懸命生きているのです。

星まつり

立春大吉 今日は豆まき用に大豆を煎りました。明日は立春。 また、新しい一年のはじまりです。

内心の燈火

ヤブランの実 庭のヤブラン。普段は目立たないのに、真っ黒な実をたくさんつけて、こんなに茂っていたんだなと思うほど、今はかわいらしい草姿です。 先日、「黄鐘調?全然したことないんですけど。」。とりあえず、してみましょうという流れで、普段はあま…

枯野

遠く雪化粧の桜島 午前中、雪が時々降りましたが、すぐに無くなってしまい、短い雪景色でした。夕方、雲間から見える桜島は、まだ雪で真っ白のままでした。 枯れススキ 年を重ねるごとに、他人や生き物を含めて、痛みや苦しさがわかるようになってきた気がし…

旅の準備

紅梅 これやこの ゆくもかえるも わかれては しるもしらぬも 逢坂の関 (百人一首10番 蝉丸) きえねただ おいそのもりの あきかぜも こころにかよふ 袖の上の露 (太田道灌) 滋賀県の逢坂の関は、旅行本を見ると、今は何もないような場所みたいですが、…

初観音

燈明 お堂には、合格祈願の絵馬がたくさん掛かっています。今は、ちょうど受験シーズンの真っただ中のようです。ロウソクの明かりが暗がりを、あたたかな光で照らしていました。

蔵王権現

杉木立 昨年のお礼参りに出かけようと思ったのですが、出足が遅くなってしまい、すっかり日が落ちてしまいました。日頃安全な街中で暮らしているため、慢心、過信を反省するばかりでした。無事に下山したものの、お社までは、たどり着けなかったので、昨年の…

好文木

紅梅一枝 今日、盆栽の梅が一鉢咲きました。 お正月が終わると、近くの商店では店の隅に歳末売れ残った梅の苗木たちが、寄せてあります。かわいそうに思い、毎年少しでも買っては、盆栽にして育てています。処分品でも、毎年、きちんと白や赤の花を咲かせて…

招福

おみくじ いつも行く鴨池の製茶屋さんで、今年最初の煎茶を買いに行きました。ポイントカードも、そこそこ貯まると、煎茶をもらえますので、通うようになりました。いつものように、安い煎茶を買い求めると、お正月の粗品をもらいました。家に帰り、開けてみ…

知足

金生まんじゅう ところどころ、しめ飾りを見かけると、まだ年明けだなと感じます。午後に出かけて、金生まんじゅうを買って、帰宅しました。いつもと同じお正月を過ごせて、ありがたいことです。目標を定めず、欲を持たず、心静かに、ゆっくりと生きていきた…

紅白の糸

陽光を浴びて開く水仙 今日は、茶道の初稽古がありました。茶筅の紐は通常、黒なのですが、今日は紅白の糸でした。紅白の糸の茶筅は、初めて見ましたが、かわいらしいでした。特別なことをしなくても、普段と少し違うだけで、新年の気分が楽しめました。

三が日

中国の明時代の長編小説「封神演義」にはまり、本を読んで、お茶を飲んで、を繰り返した年末年始でした。量が多くて、ときどき飛ばして、つながりが分からなくなりましたが。。日本では、仙人の思想はあまり聞かないので、異国情緒あるお話でした。 破魔矢

令和6年1月1日午前7時30分

元日の桜島 高隅山の端から、初日の出が昇りました。「日の出とは、こんなに美しいものか。」と、見ている方々が思わず、つぶやくほどでした。 そのまま、初詣に出かけたときに、守衛の方が「どうぞお参りください。」と、案内いただきましたが、朝早い元日…