老鶯日記

むかしの鹿児島の面影を求めて、庭の花とともにつづります

漢詩 琵琶行

夜深忽夢少年事 夢啼粧涙紅闌干(夜ふけ、ふと夢に見た若い頃のこと、夢で泣いて化粧した顔をつとう涙は紅くなりました。)

薩摩琵琶を弾かなかったら、この漢詩に、ここまで魅かれなかったと思います。学生の頃に、四書五経漢詩漢籍をいろいろと読みましたが、老いた今となっては、ほとんど覚えていません。

ほんとうに人生とは、思いどおりには、いかないものと思います。若いころ自分勝手に思い描いていた世間知らずな輝かしい人生では、ありませんでした。