老鶯日記

むかしの鹿児島の面影を求めて、庭の花とともにつづります

大干切のお稽古

都忘れ

少し寒の戻りを感じる夕暮れ。帰宅の車の渋滞を横目に、街中の公民館へ練習に行きました。今日も、基本の手を練習でした。最初は、「ん・・?今さら?・・できるのに」と思いながら練習していましたが、途中から「細かい余韻を練習しろということか!」と心の中で気づきました。すっかりできると思い込んで慢心。言葉はなくとも、次は磨くことを学んだ一日でした。

お茶の葉

連翹の花

旅行から戻ると、一番先に感じることは、鹿児島の緑茶がとてもおいしいことです。

身近に買えるお茶の葉の品質の良さには、いつも感心します。よく一番安いお茶の葉を選んでは、いろいろと試して比べてみる楽しみもあります。

土地それぞれいろいろな暮らしがあるのだなと思い出しながら、暫し、お茶を飲みます。

今日も、明日の昨日

琵琶の根付

今日は、一人練習でした。ふと、よい香りがするなと思い、探してみると、しばらく弾かないうちに琵琶に線香の香りが染みついていました。思えば、ここの公民館にも、長く通ったなと一人思う今日でした。前は、土曜の午前。しばらく、ほかの公民館で火曜、水曜の夜。コロナ禍で休止。そして、また金曜の夜。

近江路④

近江神宮

百人一首のかるたで有名な近江神宮に行きました。境内は、木々が広がり静かでした。

恋の歌が多い気がする和歌の世界が苦手なのですが、参拝をして、もう少し和歌の勉強をしようと思いました。

石灯籠に梅の花

 

近江路③

逢坂関址

両脇を山に囲まれた薄暗い路沿いを歩いていくと、滋賀から京都にぬける逢坂関址がありました。今は、自動車が勢いよく走っていく道路になっています。関址を後に、市街地に戻る頃には、雨は止み、東の空に満月が出ていました。

蝉丸神社

 

近江路②

彦根城

ちょうど梅が咲き出した彦根城周辺の散策に出かけました。井伊家の雅楽器が、博物館に展示してあり、始めて昔の楽琵琶や楽筝を見ました。当時は、どんな音がしていたのでしょうか。お城周りのお堀が大きく、鵜や鷺、鴨など水鳥が多く、水郷の街並みに暫し思いを馳せる一日でした。

昔ながらの宿でしみじみと夕暮れ



近江路①

琵琶湖に浮かぶ竹生島

船で竹生島に向かい、お寺とお社にお参りに行きました。昔行ったときは、まだ薩摩琵琶を知らないときでした。船の待ち時間で、ぼんやり看板を見ていてたら、「緑樹影沈んで魚樹に登る風情」と書いてあり、『春日野』の歌詞は、琵琶湖八景のひとつ、竹生島のことだと知りました。

弁財天をお祀りする宝厳寺の階段